突然すぎますが、平方数って知ってますか?
同じ数字を2回かけた数のことです。
1×1=1
2×2=4
3×3=9
4×4=16
この1、4、9、16……が、平方数と呼ばれるものです。
(ちなみに、三回かけて出てくる数、1、8、27、64……は立方数と呼ぶそうです)
中学受験の子供が平方数という言葉を言い出したので、調べていくと、この平方数、不思議な法則がありました。
いままで聞いたことなかった……というか、はるか昔に聞いて忘れていたのかも……ちょっとその解説をしてみたいと思います。
増え方に法則がある?!
ここでクイズです。
さきほどの平方数ですが、増え方に規則性があるんです。
どういう法則だかわかりますか?
1
4
9
16
どんどん増える数が大きくなっていくのはわかりますが……
「増えている量」を見てみます。
数 | 増えている量 |
1 | (0から増えているとして)1 |
4 | 3 |
9 | 5 |
16 | 7 |
答えは、なんと、増えている量が奇数で増えていくという驚きの結果になりました。
なぜ奇数なんでしょう?
なぜ奇数で増えていく?
なんで奇数で増えていくのか?ちょっと不思議です。
でも、これ、図にすると、ちょっと理屈がわかってきます。
1、4、9の数字の増え方を図に表していくと、こんな感じです。
前の大きさの外側に1列増えるという感じなんですね。
その1列というのは、
横に1列
縦に1列
増えます。図で言うと青い部分です。
縦横2の大きさから、縦横3の大きさに大きくなることを考えると、
横に2マス
縦に2マス
増えます。あわせて2x2=4増えています。
加えて、角の部分、赤いところがもれなく1つ増えます。
つまり、縦横2マスから3マスに増えるときは
2マスx2列+1
増えることになるんです。
かならず最後に1がつくことで、増える数が奇数になっていくんです。
まとめ
数字っていろいろと不思議なことがあります。このあたりが算数や数学の面白いところです。
ちょっとしたネタとして覚えておくと良いかもしれません。
以上、平方数の不思議な秘密のご紹介でした!