頭痛外来に通っていたある日の事です。
先生からこんな一言を聞きました。
「そろそろ誕生日ですね。これは頭痛にとって良いことですよ!」
一瞬、なんのことを言われているのか、耳を疑いましたが、そのあと、先生はこんな一枚のグラフを見せてくれました。
グラフ?
そう、それは、こんなグラフでした。
頭痛と年齢には関連性がある
1990年代に日本で調査された、年代別の頭痛持ちの人の比率のグラフです。
グラフの青い部分は男性、赤い部分が女性です。横軸は10代から70代まで年代別になっています。
これって右側が下がっているね
そう、そこが今回のまとめの一番の趣旨なんですが、結論をいそがずに、このグラフをみると、大きく2つのことがわかります。
わかることその1:男性よりも女性のほうが頭痛が多い
グラフの赤い部分は女性の比率なわけですが、どの年代でも女性のほうが頭痛の比率が高いということがわかります。
一般的に女性のほうが頭痛が多いとされていますが、このデータもそうした傾向を表しています。
女性って大変だね
知人の女性たちも、頭痛に悩まされていることが多いです。生理痛と関連していることも多いので、なかなか悩みは多いですよね。
特に30歳~50歳までは男女差が激しく、女性の頭痛が男性に理解されないというケースも多いのかもしれませんね。
世の男性の方、女性は頭痛が多いってこと、わかってもらえるとありがたいです!
わかることその2:年をとると頭痛が「減る」という話
このグラフで見る限り、男性は40歳から、女性は50歳くらいから、頭痛の比率が下がっています。男性は70歳以降になると、頭痛の比率が0に近くなるようです。
にわかには信じられませんが、データではそうなっています。
ほんとうかな?
母親の頭痛がなんと?!
私の頭痛は、遺伝なのかな?と思われるところがありました。
私の母が頭痛持ちで、たとえば映画館に行くと、出てくるころには頭痛になってしまうというところなど、似ている部分がありました。
その母親に、久しぶりに頭痛のことについて聞いてみました。
少し考えた後、
「そういえば、最近、頭痛はないわね」
という答え!
これは(自分にとってだけですが)将来に希望が持てる展開です!
もし、自分の両親に頭痛持ちの方がいる場合は、ぜひ聞いてみてはいかがでしょうか?
まとめ
頭痛は悩ましいものですが、年をとっていくにつれ、頭痛が減ってくる傾向があるそうです。
若い方にとっては、まだまだ頭痛と付き合っていく時間が長いですが、中高年の方にとっては未来に希望がもてる?!話だと思います。
今後の頭痛とのおつきあいにお役に立てる話であったら幸いです。