人工知能による資産運用のロボアドバイザーによる投資を考え始めている方
ちょっと待ってください。
たしかに人工知能による投資はメリットが多いのですが、いざ始める前に、メリットだけではなく、ちゃんとデメリットもきちんと把握しておきましょう。
AI投資は良いことだらけ?
人間の仕事はこれからどんどんAIに奪われていくという話が世間をにぎわしています。
難しい金融理論が飛び交う投資の世界も、そのひとつなんです。
難しいことは人工知能にまかせて、人間はもっと人間らしく楽しく生きよう!
その間に、賢いAIが自分の資産を増やしてくれる!
そんなイメージがあるかもしれませんね。
確かに
市場状況に合わせて自動で売買をしてくれるので、人間は何もしなくてよい
人間は感情によって判断を間違えてしまうことがあるけれども、AIは感情による間違えがないから儲かる
というようにメリットばかりで、投資としてはおすすめできるものになっています。
とはいえ、少ないながらもデメリットはあるので、きちんと把握しておきましょう。
いったいロボットアドバイザーによるAI投資にはどういったデメリットがあるのでしょうか?
ロボットアドバイザーによるAI投資のデメリットとは?
大きな利益が一瞬にして転がり込む!ということはない
投資には大きく分けてハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンの大きく2つの手法があります。
ざっくり言うと、ハイリスクハイリターンは値動きがある少ない銘柄に投資する手法で、
ローリスクローリターンは投資をいろんなものに分散させて、リスクを抑える手法です。
AI投資はこの分散投資を行うので、リスクが低く、安定した投資という形になります。
長期的には大きな利益を得られる可能性が高いのですが、数週間や数か月では結果は出ません。
長い目で投資を考える必要があります。
人間による投資運用では、少ない銘柄に着目して、その値動きから売買を行い、利益を出します。アクティブ型とも呼ばれている投資手法です。
これに対しロボアドバイザーによるAI投資は、多くの銘柄から投資対象を選別します。
また、状況に応じて、その選別対象を変更します。
こうすることで、ある銘柄が値下がりしても、ほかの銘柄の値上がりと相殺されるため、合計すると安定した利益が出る、ということになります。
ですので、短期的には少しの利益しか期待できないのですが、複利効果を利用して長期的な運用を行うことで、大きな利益にしていくという手法になっています。
そんなに気長に待ってられない!という方は、株式投資など、他の投資手法を検討されたほうがよいと思います。
とはいえ、実は私は一度1000万円以上失敗しているので、もう株式投資に手を出すことはないと思います。
手数料がかかる(当たり前ですが)
どんな投資でも手数料はかかります。
株式売買でも証券会社に売買手数料を支払うわけです。
ですが、ロボアドバイザーを利用するということは、その投資手法のノウハウを利用しているわけなので、その分、さらに手数料がかかります。
私が後程紹介するロボアドバイザーの投資手法であれば、運用額の1%が手数料としてひかれます。
仮に100万円預けているとして、1万円が手数料としてひかれるということですね。
結構かかる印象もありますが、これは運用をお任せする手数料としては、実は比較的安い料金なんです。
金融庁による日本の売れ筋投資信託の信託報酬の平均は1.53%となっています。
また、証券会社の営業を通した取引を考えると4%くらいかかることもあるそうですよ。
これは比較的報酬が高い、人間が行うアクティブ投資というものがベースになっていることも一因です。
まとめ
デメリットをまとめます。
とはいえ、手数料に関して言えば、これまでの大手銀行、証券会社が販売してきた投資信託よりも低い手数料ですし、きちんと長期的な資産運用を考えると、ロボアドバイザーによるAI投資は、有利な選択肢ではないかなと思います。
年率1%の手数料の、国内最大規模のロボアドバイザー投資は?
すばりWealthNaviです。
公式サイトにはこのように書かれています。
世界水準の金融アルゴリズムは、これまで一部の富裕層や機関投資家など、特別な層だけのものでした。
テクノロジーの力で、誰もが世界水準の資産運用をできるようにしたのが、ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」。相場の動向に惑わされず、あなたの代わりに、すべて自動で資産運用を行います。
ここにも書かれている通り、これまで特別な層しか使えなかった手段を、一般人の私たちも手の届く価格で使えるようになったんですね。すばらしいことだと思います。
WealthNaviは、「働く世代の資産」と「世界経済」の橋渡しをします。6~7つの海外上場ETFを通じ 、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資します。その中には、世界を代表する会社の株式も入っています。
長い目で投資を続けることで、世界経済の成長率を上回るリターンを得ることを目指します。
世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資と書かれています。
個人で1万件の分散投資を行うことは不可能ですから、いかにWealthNaviが優れているかがわかります。
興味がある方はぜひWealthNaviの公式サイトを見てみてくださいね。
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