いま50歳前後の方、ここ30年、仕事の環境がいろいろ変わってきたと思いませんか?
30年前あなたが就職活動をしていたころ
あなたが就職活動をしていたころ、世の中はバブルがあって、それは高度成長期の最後の花火のようなものでした。
年々上昇するお給料、景気の良い採用、新卒の青田刈りや、新卒向けの給料も徐々にあがっていったりしていた記憶もあります。
バブルがはじけると、企業の採用の熱はすっかり冷め、就職氷河期がはじまりますが、それでも当時は、会社の終身雇用制度はある程度維持されていたと思います。
2000年以降の働く環境の変化
そのうち、ニュースでは早期退職制度が行われたという話題がながれはじめ、優秀な人から会社を辞めていく、というような話を聞いたり、50歳半ばで退職したところで有利な再就職先は見つからない、なんていう話も聞こえてきて、なんだか暗い時代のムードを感じていたころもありました。
なかば自主的に退職させるように促すような理由もあったのか、雇用の維持はする代わりに、仕事がなくなる中高年に「窓際族」なんていう言葉も流行していましたね。最近は、そんな言葉が話題にならないくらい「窓際族」も一般化しているのかもしれません。
第二次ベビーブーム世代以降、徐々に子供の数は減少し、優秀な学生自体の数が少なくなってきて、大手企業はまだしも、中小企業に入社する優秀な学生というのは数が少なくなり、また、優秀な学生にとっては「ベンチャー」「起業」という選択肢が増えてきたのも2000年以降の特徴だと思います。時代がインターネット中心でまわりはじめて、そこに新しいビジネスチャンスが生まれました。
特に2010年以降はスマートフォンの普及が、コンピューターの1人1台化と、いつでもどこでもインターネットにつながっているという環境の変化をもたらして、ネットを通じた人と人のつながりが生まれ、そうしたビジネスが脚光を浴び、昭和の時代に日本の花形だった家電メーカーは、ゆるやかな斜陽をむかえていると思います。
少し話が脱線しましたが、30年前に存在していたように見えた「レールに乗っていれば幸せな時代」は、完全に終焉してしまった感があります。
レールの先に幸せがあった時代
終身雇用の時代には、自分が身につける経験やスキルは、会社や組織が用意をして与えてくれました。それは、学校教育で真面目に勉強をして、良い学校に入り、良い会社や公務員になって、まじめに勤め上げれば一生が安泰、という時代の考え方です。
会社の仕組みにのっかって、定年退職の日まで、精神的にも経済的にも会社が用意した人生、つまり会社人としての生き方を全うすることで、安定した生活を享受できたのです。
ですが、2000年代、時代は変わっていきました。
年長者の人口が少なかった時代には、きちんとそれぞれに役職が用意され、会社のポストも存在し、そのもとで働く若い世代が多く活躍しました。
今はその逆で、年長者の人数が多く、それに応じた会社のポストは増えず、少子化の影響で若い世代も多いとは言えません。
真面目に仕事をしていれば、役職があがっていき、給料があがっていくという構造が成立できない社会になりました。これは人口の変化からくる必然でした。
会社が一律に安定した生活を保障ができなくなった時代の今、
自分の人生をよい方向にもっていくのは会社ではなく自分自身だけになりました。
つねにリスクを考えておく事
業績悪化による倒産や、リストラの話はよく聞く話になりましたし、こうしたことを明日は我が身と、つねに頭においておく必要があると思います。
転職サービスの流行もこうした流れの一環だと思います。
転職が身近に感じられなかったとしても、人生100年が叫ばれる時代、国の政策として60歳以降もいきいきと働けるようにというスローガンのもと、定年後の再就職もより身近なものになっていくでしょう。
再就職を考えた際に、自分に何ができるのか?自分にどんなスキルがあるのか?そのスキルは市場のニーズにあっているのか?そうしたことを自分自身で考えておくことが必要です。
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