子供に給料・時給を聞かれたらどうする?我が家の例は?

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2019年の正月の事です。

小学生の子供が突然「パパの時給はいくらなのか?」という究極の質問が!

子供が質問してきた背景としては、家の近くのケーキ屋さんでは時給がいくらだの、パン屋さんで募集をしていて、時給がいくらだの、ということを話していて、時給に興味を持ちだしたようなのです。

 

まあ、自分の進路を考えるうえでも、給料のことは考えるべき話だし、正直に話してもいいのかな?と考え始めたところ、すかさず妻から「子供が友達に言いふらすから正直に言うのはやめときなさい」とくぎを刺され……

 

小学生の子供は「そんなんじゃ人生の目標が見えない」とつぶやき、むくれる始末……

 

世の中にいろんな仕事があるけれど、仕事はそれぞれで得られるお給料も違うし、子供には自分の目指す将来を自分で考えてもらいたい!という気持ちもあり、こんな本を紹介することにしました。

 

『日本の給料&職業図鑑』です。

 

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この本には、各職業別に、その職業をファンタジー調にあらわしたイラストが載っています。このイラスト、かなりクセは強いのですが……表紙のイラストからご推察ください。
(こちらの商品紹介ページの表紙でイラストの雰囲気を詳しく見られます)
娘はこのイラストに興味をひかれたようで
「電車車掌」(女性のイラスト)
「忍者」
に心ひかれたもよう。
たしかに女性の車掌も増えてきている昨今なので、あながち間違いではないのですが……なぜ、この2つ?という感じは否めないかと。。。
ちなみに「忍者」は、いま彼女的にブームなので選ばれているわけなのですが、そもそも「日本の給料&職業図鑑」に、なぜ
「忍者」
が入っているのか?このIT化された現代社会に?!
ということで、よくよく内容を読んでみると、つまりは「忍者テーマパークの従業員」のお仕事紹介でした(かなり狭い……業界の話のような気はしますが……)。
舞台上の忍術の演技能力はもちろんのこと、入場チケットの受付業務や、ショーの音響、照明の操作など裏方の仕事も多種多様に対応する必要があったり、子供たちへに手裏剣の投げ方を教えたりする先生としての仕事もあったりなど、多種多様な立ち回りを求められるようです。
息子によませてみたところ、くいついたのはずばり平均給与の項目。
「いちご農家が高い!」
「商社社員高い!」
というご感想。
え~、いちご農家ってそんなに給料高いの?と、農業に疎い私は、そんな感想なのですが、メロン農家もお給料が高く、「なるほど~、付加価値の高いフルーツは利益が出やすいのか~」と、私自身が勉強になる事態に。
「なんで商社に入らなかったの?」という質問が飛び出しました。「理系だったから」と答えましたが、実際就職当時は商社の給料の高さというのは、あんまり気にしてませんでしたね。
商社に入るには「英語」が必須。がんばりたまえよ、息子くん。

どういう人にオススメか?

この本の大きな特徴として、
職業イラストが中二病すぎる
ということがあります。
大人が真面目に読むのが躊躇するくらいな感じです。
逆に言うと、どうもやはりメインターゲットが中学生~高校生くらいの年齢層のようで、レビューコメントを見る限りでは、その年代のお子さんを持たれている父親、母親が子供にプレゼントして喜ばれたという感想が多いです。
お堅い職業説明だとなかなか、自分の興味がある職業については詳しく読んでも、そのほかの興味がないページを読もうという気分にならないと思うんです。
たとえば、こちらの本も読んだことがあるのですが、どちらかというと大人向け、もしくは、賢い子供むけという気がします。
「日本の給料&職業図鑑」は、給料の数字がどーんと書いてあったりなど、ある意味、下世話な感じもしますが、どういう職業なのか?がわかりやすく書かれていますし、職業に興味を持つ入り口としては良いのではないかと思うんです。
さきほど「忍者」の例も出しましたが、ネタ系としては
「フードファイター」(大食い、早食い競争で賞金を稼ぐ職業)
「南極観測隊員」
「行司」
など、これ知ってて役に立つの?というような話もありますが、逆に「13歳のハローワーク」には登場してなさそうな、今時の
「アイリスト」(まつげエクステンションなど、まつげケア専門技術者)
「ドローン操縦士」(建設会社が構造物の点検や測量に使ったり、農薬散布や貨物運搬など将来性が期待できる)
というような仕事も掲載されています。
ただ、こうした入り口のやさしさは、子供だましのようにも見えなくもないので、そういう感じ自体がイヤなお子さんにとっては、「13歳のハローワーク」のほうがしっかりしている本だと思うので、もちろんオススメです。
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まとめ

本を買ってきた現時点では、子供たちからは軽いリアクションしか返ってきていない現状ではありますが……こんな本でも、なんらかの将来の選択のきっかけになったら良いな、と思っています。
世の中にはいろいろな考え方があると思うので、万人にオススメできる本ではなさそうな気はしていますが、もし、お子さんから仕事の給料を聞かれた時には、こういう返し方もあるのかな?ということで、お伝えしてみました。
以上、子供に給料・時給を聞かれた時の対処法、ご参考になれば幸いです。