片頭痛に悩んでいるみなさん、お医者さんには相談にいってますか?
昔はそんなに頭痛外来はメジャーじゃなかったと思います。
今は、探せば、身近に頭痛をみてくれるお医者さんがいる、そんないい時代になったと思います。
お医者さんによる処方で、頭痛に効くお薬を、いろいろと試してみることができます。
市販の頭痛薬で痛みをやりすごすだけのやり方ではなく、頭痛を予防するお薬から、頭痛に効く漢方薬、痛くなってからでも回復させる薬など、いろんな薬もありますし、新薬もいろいろと開発されているので、自分にあったお薬にであえることもあると思いますよ!
今回、頭痛歴約30年以上のわたしは、お医者さんに、新薬『エムガルティ』を紹介され、試してみた感じをお伝えしたいと思います。
このエムガルティ、タレントで頭痛持ちで有名な若林さんが、かなり称賛されていたお薬です。
【2021年5月2日】「オードリーのオールナイトニッポン」で語られた「エムガルティ」のこと~
片頭痛持ちの人には朗報かも
👇https://t.co/sRyw0fCgtLradikoへのリンクも貼りました
若林さんの #エムガルティ 体験談が参考になれば、と思います #オードリー
#annkw pic.twitter.com/MqsBXFyoeq— majik(まじっく) (@pa9mania) May 3, 2021
エムガルティってどんな薬?
片頭痛は、脳内にCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド…って覚える必要はまったくありません笑)という物質が増えて、脳の血管に作用して起こるといわれているそうです。
このエムガルティは、そのCGRPのはたらきをおさえて、片頭痛発作が起こるのをおさえると考えられているそうです。
エムガルティがCGRPが血管に異常を起こす前に、CGRPにとりついてくれて、CGRPが血管に影響をしづらくさせるお薬なんですね。
片頭痛の新しい治療法にチャレンジ。
月1回の注射で頭痛出現を減らせるらしい。
予防薬の内服も不要になるし、頭痛が減・痛み止めの内服減らせれば楽。
治療費高額は難点
痛み止めも上市当時は高かったから、これも安価になることを期待。
画像は公式ページより#片頭痛 #エムガルティ #emgality pic.twitter.com/34Ad1NSDLJ— Harada Hiroyuki (@twi31hahi) August 6, 2021
【ここ重要】エムガルティは注射です!!
エムガルティは「抗体医薬」という飲み薬とは違うタイプのお薬です。
注射なんです。
皮下に注射して、それが血液中に入ることで効果を発揮します。
実際、エムガルティはどんな効果が期待できるの?
エムガルティを使うことによって
・急性期治療薬を使う日数が減る
わたしが実際に使ってみて
メリットその1:頭痛頻度が少なくなる?
さきほども書きましたが、頭痛を完全になくすことはできていないですが、頭痛になっている頻度は下がっていると思います。
昼間に眠くなると、そのあとはよく頭痛になっていたのですが、そんな時でも、頭痛にならずにすごせることが多いです。
また、コーヒーを飲んだ後も、頭痛になることは多かったのですが、それも大丈夫なことが多いです。
総じて、軽微な頭痛が起こらない、起こりにくくなっている気がします。
メリットその2:頭痛の強さが小さくなる?
頭痛は、その痛みを10段階でつけるとすると、強みがMAX10のときもあれば、2~3くらいの強みで続く……みたいなこともあります(わたしの場合)。
自分の感覚で恐縮ですが、MAX10レベルの頭痛がきているな~という感じのときに、痛み自体はレベル7くらいで止まってくれている、そんな印象がありました。
とはいえ、このあたりは主観が大きく左右されるところなので、ひとつの感想としてお読みいただければと思います。
メリットその3:薬じゃないので飲み忘れない
これまで、頭痛予防薬を毎朝、毎晩飲んでいます。
自分が悪いんですが、結構飲み忘れてしまうんですよね……
というか、頭痛予防薬、自分には効いているのだか効いていないのだか、さっぱりわからないところが問題で。効いてないように感じているからか、あんまり切実に感じてもなくて、飲み忘れてしまうことが多いのかもしれません。
この点、エムガルティなら、月に一度、お医者さんで注射をうってもらえばいいだけですし、お医者さんに行くことさえ忘れなければ大丈夫なんです笑
というような感じでメリットを上げましたが、この新薬、いくつかのデメリットも、もちろんありますよ。
デメリットその1:注射が痛い
まだ、初回をうけただけですが、結構、注射が痛いです笑
コロナのワクチン注射や、インフルエンザの予防注射も受けたことがありますが、あれよりも痛いです。針を刺した瞬間というか、液を注入するのに、だいたい5秒くらいかかるのですが、その5秒が痛いです……
お医者さんも、結構痛いですよ、と前振りをしてくれました笑
でも、これも今を耐えれば、これからの一か月、頭痛の痛みから解放されるのだ!と思うと、不思議と我慢ができるものです。頭痛になると、わたしの場合、丸一日、ずっと頭が痛い、頭が重いということになるので、それに比べれば5秒の痛みなんて、へっちゃらです! とはいえ、まあ、初回は5秒x2の10秒なのですが……詳しくは後述します。
デメリットその2:毎月うたないといけない
エムガルティの効果が切れるのが一か月だからなのか、一か月ごとにエムガルティをうちにいかないといけないです。地味に大変ですかね……自分の場合は、だいたい1~2か月に一度、頭痛外来に通っているので、そこまで大変な感じはしないのですが。
ちなみに、月に1本、エムガルティの注射をうつのが基本なのですが、初回は2本うたないといけません。初回に2本注射することによって、お薬の血中濃度が早く安定した状態になるそうです。
デメリットその3:値段が高い
これが最大のデメリットです。
お値段がすごく高いんです。
そのお値段、なんと、医療費3割負担で一本14000円弱です!
この値段を最初に聞いた時には、さすがにわたしには無理です……と腰がひけました。
でも、その後、頭痛のつらさが訪れるたびに、「あぁ、このつらさから解放されるのなら……」と、なけなしのお金を払って、エムガルティにトライをしてみている感じです。
初回は2本なので、28000円弱のお支払い……
ああ、節約生活は続きます笑
まとめ
まとめいきましょう!
エムガルティは、頭痛を引き起こすとされているCGRPの働きを抑えるお薬です。
エムガルティの投与によって、
・片頭痛日数が減る
・急性期治療薬を使う日数が減る
といった効果が期待できます。
実際、わたしが使ってみても、頭痛になる頻度や、頭痛の強さは弱まっている感じがしています。頭痛予防薬の飲み忘れ、みたいなこともない分、便利です。
ですが、このお薬、新薬でジェネリックのような、同じ効果がでて値段がお安い薬も出ていないので、半端なく値段が高いです。月に一回、14000円弱の支払いですから、年間にしてみたら15万円を超えるお金が必要になってきます。
とはいえ、歯の矯正にかかるお金は50万円から100万円というような医療費用と比較して考えると、高額な費用を出してでも、快適な人生を過ごせるのであれば、たいして高くない値段といえるのかもしれませんね。
わたしは、まだ使い始めてひと月たっていませんが、効果は完ぺきとはいえませんが、実感できている感じです。
もし、ご興味ある方は、お近くの頭痛外来でご相談されてみてはどうかな?と思います。
ちなみに、この手のCGRPを抑える薬は、今後いくつかの別のお薬が出回るそうで、それらのお薬も要チェックと思っています。
以上、参考になればうれしいです。