【体験中】頭痛特効薬?!『エムガルティ』のメリット・デメリット3選

健康

片頭痛に悩んでいるみなさん、お医者さんには相談にいってますか?

昔はそんなに頭痛外来はメジャーじゃなかったと思います。

今は、探せば、身近に頭痛をみてくれるお医者さんがいる、そんないい時代になったと思います。

お医者さんによる処方で、頭痛に効くお薬を、いろいろと試してみることができます。

 

市販の頭痛薬で痛みをやりすごすだけのやり方ではなく、頭痛を予防するお薬から、頭痛に効く漢方薬、痛くなってからでも回復させる薬など、いろんな薬もありますし、新薬もいろいろと開発されているので、自分にあったお薬にであえることもあると思いますよ!

今回、頭痛歴約30年以上のわたしは、お医者さんに、新薬『エムガルティ』を紹介され、試してみた感じをお伝えしたいと思います。

 

このエムガルティ、タレントで頭痛持ちで有名な若林さんが、かなり称賛されていたお薬です。

 

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エムガルティってどんな薬?

片頭痛は、脳内にCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド…って覚える必要はまったくありません笑)という物質が増えて、脳の血管に作用して起こるといわれているそうです。

このエムガルティは、そのCGRPのはたらきをおさえて、片頭痛発作が起こるのをおさえると考えられているそうです。

エムガルティがCGRPが血管に異常を起こす前に、CGRPにとりついてくれて、CGRPが血管に影響をしづらくさせるお薬なんですね。

 

【ここ重要】エムガルティは注射です!!

エムガルティは「抗体医薬」という飲み薬とは違うタイプのお薬です。

注射なんです。

皮下に注射して、それが血液中に入ることで効果を発揮します。

 

実際、エムガルティはどんな効果が期待できるの?

エムガルティを使うことによって

・片頭痛日数が減る
・急性期治療薬を使う日数が減る
という効果が期待できるようです。
急性期治療薬というのは、頭痛になったときに使うお薬のことです。

わたしが実際に使ってみて

エムガルティを使うまではドキドキだったのですが、うってみてから1週間は頭痛になることもなく、「これがエムガルティの力か!」と感動しました。
ただ、自分の頭痛がひどいのか、まあ、説明にも「片頭痛日数が減る」という話も書いてあるし、それから週に1度くらいの感じで頭痛はあります。
これまでは、頭痛になりそうだなあ~という日は、ほぼ頭痛になっていたのですが、エムガルティを使った後は、そんな日でも、頭痛なしでキープできる日が増えているという実感はあります。
それでは、私が感じるエムガルティのメリット、デメリットについてお伝えしてみようと思います。

メリットその1:頭痛頻度が少なくなる?

さきほども書きましたが、頭痛を完全になくすことはできていないですが、頭痛になっている頻度は下がっていると思います。

昼間に眠くなると、そのあとはよく頭痛になっていたのですが、そんな時でも、頭痛にならずにすごせることが多いです。

また、コーヒーを飲んだ後も、頭痛になることは多かったのですが、それも大丈夫なことが多いです。

総じて、軽微な頭痛が起こらない、起こりにくくなっている気がします。

 

メリットその2:頭痛の強さが小さくなる?

頭痛は、その痛みを10段階でつけるとすると、強みがMAX10のときもあれば、2~3くらいの強みで続く……みたいなこともあります(わたしの場合)。

自分の感覚で恐縮ですが、MAX10レベルの頭痛がきているな~という感じのときに、痛み自体はレベル7くらいで止まってくれている、そんな印象がありました。

とはいえ、このあたりは主観が大きく左右されるところなので、ひとつの感想としてお読みいただければと思います。

 

メリットその3:薬じゃないので飲み忘れない

これまで、頭痛予防薬を毎朝、毎晩飲んでいます。

自分が悪いんですが、結構飲み忘れてしまうんですよね……

というか、頭痛予防薬、自分には効いているのだか効いていないのだか、さっぱりわからないところが問題で。効いてないように感じているからか、あんまり切実に感じてもなくて、飲み忘れてしまうことが多いのかもしれません。

この点、エムガルティなら、月に一度、お医者さんで注射をうってもらえばいいだけですし、お医者さんに行くことさえ忘れなければ大丈夫なんです笑

 

というような感じでメリットを上げましたが、この新薬、いくつかのデメリットも、もちろんありますよ。

 

デメリットその1:注射が痛い

まだ、初回をうけただけですが、結構、注射が痛いです笑

コロナのワクチン注射や、インフルエンザの予防注射も受けたことがありますが、あれよりも痛いです。針を刺した瞬間というか、液を注入するのに、だいたい5秒くらいかかるのですが、その5秒が痛いです……

お医者さんも、結構痛いですよ、と前振りをしてくれました笑

でも、これも今を耐えれば、これからの一か月、頭痛の痛みから解放されるのだ!と思うと、不思議と我慢ができるものです。頭痛になると、わたしの場合、丸一日、ずっと頭が痛い、頭が重いということになるので、それに比べれば5秒の痛みなんて、へっちゃらです! とはいえ、まあ、初回は5秒x2の10秒なのですが……詳しくは後述します。

 

デメリットその2:毎月うたないといけない

エムガルティの効果が切れるのが一か月だからなのか、一か月ごとにエムガルティをうちにいかないといけないです。地味に大変ですかね……自分の場合は、だいたい1~2か月に一度、頭痛外来に通っているので、そこまで大変な感じはしないのですが。

ちなみに、月に1本、エムガルティの注射をうつのが基本なのですが、初回は2本うたないといけません。初回に2本注射することによって、お薬の血中濃度が早く安定した状態になるそうです。

 

デメリットその3:値段が高い

これが最大のデメリットです。

お値段がすごく高いんです。

そのお値段、なんと、医療費3割負担で一本14000円弱です!

この値段を最初に聞いた時には、さすがにわたしには無理です……と腰がひけました。

でも、その後、頭痛のつらさが訪れるたびに、「あぁ、このつらさから解放されるのなら……」と、なけなしのお金を払って、エムガルティにトライをしてみている感じです。

初回は2本なので、28000円弱のお支払い……

ああ、節約生活は続きます笑

 

まとめ

まとめいきましょう!

エムガルティは、頭痛を引き起こすとされているCGRPの働きを抑えるお薬です。

エムガルティの投与によって、

・片頭痛日数が減る

・急性期治療薬を使う日数が減る

といった効果が期待できます。

実際、わたしが使ってみても、頭痛になる頻度や、頭痛の強さは弱まっている感じがしています。頭痛予防薬の飲み忘れ、みたいなこともない分、便利です。

ですが、このお薬、新薬でジェネリックのような、同じ効果がでて値段がお安い薬も出ていないので、半端なく値段が高いです。月に一回、14000円弱の支払いですから、年間にしてみたら15万円を超えるお金が必要になってきます。

とはいえ、歯の矯正にかかるお金は50万円から100万円というような医療費用と比較して考えると、高額な費用を出してでも、快適な人生を過ごせるのであれば、たいして高くない値段といえるのかもしれませんね。

わたしは、まだ使い始めてひと月たっていませんが、効果は完ぺきとはいえませんが、実感できている感じです。

もし、ご興味ある方は、お近くの頭痛外来でご相談されてみてはどうかな?と思います。

ちなみに、この手のCGRPを抑える薬は、今後いくつかの別のお薬が出回るそうで、それらのお薬も要チェックと思っています。

以上、参考になればうれしいです。