日本は自然災害大国と呼ばれています。
たとえば、2018年は関西の台風被害や北海道の震災など、いろんな自然災害が日本を襲いました。
東京都では、東日本大震災をきっかけとして、将来に発生する可能性のある首都直下地震に備え、都民に「東京防災」という冊子を配布しました。
Web版はこちらでも確認ができます。
冊子版の内容は300ページを超えるボリュームになっていて、全部を読み切った人は少ないのではないかと……想像します。
どのページを切り取っても重要な話ばかりなのですが、ここでは
「日常備蓄」
について、ご紹介をしておこうと思います。
日常備蓄?
日常備蓄なんて言葉で書くと、なんか難しそうに聞こえますが、要は
「少し多めの買い置き」
ということなんです。
それならできるかも?
なんで備蓄が必要なの?
生活に電力や水道は必要ですよね?
でも、大災害が起きたら、これらは「使えなくなる」と思って、準備をしておくほうがよいと思います。
大規模な災害が起こった時、各ライフラインの95%回復に要する目標日数は下記のようになっているそうです。
- 電力:7日
- 通信:14日
- 上下水道:30日
- ガス:60日
どうです?意外と長く感じませんか?
7日電気が使えない生活、想像できますか?
物流はどうでしょうか?
道路が崩壊して使えなくなっていれば当然物流は止まります。
物流が通常通りに戻るのも長く時間がかかるでしょう。
コンビニやスーパーからも物がすぐになくなることでしょう。
実際、東日本大震災の時はそんな感じでしたし、その後も、大阪の地震の時、北海道の地震のときも、お店の店頭から食料品がなくなっていました。
そんなときのための「日常備蓄」です。
1、冷蔵庫は食料品備蓄庫
みなさんのご家庭の冷蔵庫の中って、どうなっているでしょう?
からっぽ?もしくは満杯?
結構埋まっているようであれば、買い置きの食品でしばらく食べつなげると思います。
逆にからっぽの人は要注意!
問題が起こった際になんとかなるように、備蓄という意味で冷蔵庫に食料を入れておくのがよいと思います。
2、生活用水の重要性
水が届かないという状況で最も困るのは生活用水が使えなくなることです。
マンション等では災害が起こるとみんなが一斉に水を貯めだして、水不足に拍車がかかったなんていう話も聞いたことがあります。
いざというときに備える意味で、お風呂に水を張っておくと良いでしょう。
3、オール電化住宅の必需品
オール電化住宅は、電力が届かなくなると、とたんに家の機能がすべてダメになってしまいます。このあたりはオール電化住宅のデメリットですね。
では、そんなとき用にどうしておけばよいかというと、日常備品としてカセットコンロ・ガスボンベを用意しておきましょう。
オール電化住宅の場合、お湯も沸かせなくなりますが、そうした備品があればお湯が作れるので、カップ麺など多くの食料品を利用できるようになります。
4、ひとり暮らしの備蓄
1番の冷蔵庫の話になりますが、ひとり暮らしの方だと冷蔵庫に食料はあまりないのではないでしょうか?
そういう方はカップ麺、レトルト食品等、普段、家でさほど調理せずに食べているものを多めに買いためておくだけでも、災害対策になります。
5、使用期限をチェック
ここ、大事です。
だいたい、備蓄用のものは耐用年数や、使用期限が長くなっていますが、飲み物や食べ物は
賞味期限があるはずです。もし、ご自宅に非常用の食べ物があったら、賞味期限を確認してみてください。もし、賞味期限があと半年を切っていたら、それは今すぐ食べたり飲んだりしてしまったほうがよいと思います。
そして、その補填分をお買い求めください。
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薬や電池などにも使用期限がありますので、定期的にチェックをしておきましょう!
まとめ
大災害はめったにくるものじゃないので、ついつい準備を怠ってしまいがちですが、やはり定期的に考えておいたほうがよい話だと思います。
たとえば、マンションの高いところに住んでいる人は、電力の問題でエレベーターが使えなくなったら、たとえ買い物ができたとしても、荷物をもって階段を上り下りしなければならなくなります。祭儀時の貴重な体力が、階段の上り下りで費やされてしまいます。
日常備蓄で、そんなときでも数日から一週間乗り切れる準備ができていれば、電力が復活しエレベーターが使えるようになるかもしれません。
とにかく災害が起こって3日を乗り切ることができれば、だいぶ状況は改善されると思います。