「台風がくると頭が重い……」
っていう人まわりにいませんか?
かくいう私も、今、頭痛がきています。そしていま、台風が日本に近づいています。頭痛の原因は複合的にあるので、台風だけが必ずしも原因ではないと思うのですが……
で、そんな人に酔い止めの薬が有効らしいんです。なんで乗り物に乗っていないのに「酔い止め」が効くのか?調べてみました。
「頭痛 台風」で検索してみた
google先生で検索したところ、4,560,000件ヒットです!
やっぱり結構いるんですね、台風で頭痛になる人。
ここで、検索結果を、より詳しくみていきましょう。
上から順に
「低気圧で体調不良起こしやすい人の特徴」
「台風が近づくと頭痛がする…天気痛って何?」
「【本当は怖い頭痛の研究】「低気圧や台風が近づくと痛い」は思い込み…」
「【頭痛の治し方】低気圧と頭痛は関係ないって…ホント!?」
「気象病とは?台風接近で頭痛の症状も」
やっぱり、台風が頭痛の原因になっていると言っている人は多そうですね。
台風って言葉が入っていないのもあるね
そうなんです。かわりに「低気圧」っていう言葉が入ってますね。
低気圧って?
低気圧ですが、これは文字通り、気圧が低いってことなんです。
気圧って?
自分のまわりの空気の圧力のことです。高いビルのエレベーターに乗ったり、飛行機に乗った時に、耳がキーンとしますよね。あれ、自分の周りの空気の気圧が変わったことで起きているんです。
高いところに行くと、気圧が少なくなります。逆に高いところから低いところに行くと、気圧が高くなります。
なんでだろう?
これって、つまり自分の上にどれだけ空気がつまれているか?っていうことなんです。
たとえば、自分の頭の上に100冊の本があるのと、1000冊の本があるのでは、1000冊の本があるほうが重いですよね?
非現実的なたとえ…
まあ、そこはご勘弁を。1000冊頭の上にあるほうが「圧がすごい」ですよね?
これが本じゃなくて「空気」になったのが大気圧。つまり自分の頭の上に乗っている空気が多いと高気圧、少ないと低気圧なんです。高いところにいくと、それだけ自分の頭の上にある空気の量は減るので、気圧が下がるということになります。
でも普通に同じ高さのところに住んでたら、気圧が変わらなくない?
それが、変わるんです。なぜなら、空気は海の波のように常に動いているからなんです。空気が動くと「風」になります。
台風って低気圧なんです
ちょっとお風呂の水が抜けていくところを想像してみてください。水が穴に向けて吸い込まれていきますよね?これは圧力的に言うと、穴のほうの圧力が低い=低水圧なので、水が穴のほうに流れていくんです。
これ、まさしく台風の状況に似ています。地球に穴は開いていないので、上側(宇宙側)が言わば空気が抜けだす穴になります。台風の中心が低気圧なので、まわりから空気が勢いよく流れ込んでくるということなんです。
また、台風の威力が弱まると、「温帯低気圧」とかいうものに代わりますよね。つまり、台風は低気圧のひとつなのです。
低気圧が体に及ぼす影響
一説によると、内耳という部分が気圧センサーになっていて、低気圧になると、ここが「なんかおかしいぞ」と信号を発するんだそうです。でも、内耳以外は「いやいやここ、いつもと同じ場所だし、なんにも変わってないし」という情報になるので、脳みそが混乱するらしいのです。
脳みそが混乱?
そして、脳みそが混乱すると、自律神経の乱れが生じて、それが頭痛につながるということなんだそうです。
内耳には三半規管がある
内耳には三半規管というものがあります。この三半規管、いわゆる乗り物酔いが起こる原因として有名です。
なので、この三半規管の混乱をおさえるために「酔い止め」が頭痛に効果を発揮するということなんです。
まとめ
1、台風は超強力な低気圧です
2、低気圧で人間の内耳が誤解をします
3、内耳の中の三半規管が混乱します
4、三半規管の混乱をおさえるために「酔い止め」が有効になります
私も先日は台風のせいか、頭が重かったので、こういうときはお医者さんから乗り物酔い対策としていただいている酔い止めを飲んでみよう!と思いました。